PROJECT

EN VUE

EN VUE

2002

形式にとらわれず、クラシックでもカジュアルでもない「新しいスタイル」のフレンチレストラン。空間におけるデザインソースとなったのは“山荘”で、都会にありながらその非日常を表現する象徴として、ホールと厨房の間の壁に暖炉を設置している。山荘といってもいわゆるログハウスやコテージではなく、錆鉄板貼りの床と柄物クロスの壁、アンティークの小物の置かれたレセプション、テーブル席の床にライン照明を配してカーテンを照らす工夫や、店全体にさまざまな素材を組み合わせ、カラーをブラウン系でまとめることで、大人のためのしっとりした空間に仕上げた。主人の趣味かと思わせるようなさまざまな小物が、店のストーリーを演出している。